今大会で、畑岡は初日からアイアンショットの冴えを見せた。11番の実測135ヤードのパー3で、9番アイアンで低く打ち出したボールは、グリーンをとらえると下り傾斜に乗ってそのままカップイン。ホールインワンのイーグルとすると、ほかに4バーディを奪い、6アンダー「65」、首位に2打差の5位タイにつけた。
続く2日目もショットは好調。序盤の2番、3番を連続バーディとすると、打ち下ろしの180ヤードの6番パー3では、5番アイアンで放ったボールがピンの手前でワンバウンドしてまたもカップイン。米国女子ツアー史上5人目という、一大会で2度のホールインワンという快挙で、前日と同じ「65」をマーク。通算12アンダーの首位タイで最終日を迎えた。
そして、最終ラウンドでも畑岡は序盤からバーディラッシュを見せる。1、2番の連続バーディで単独トップに躍り出ると、4番、7番とバーディを奪い、フロントナインを「32」でラウンド。バックナインでは、なかなかスコアを伸ばせなかったものの、1打差をつけて迎えた最終18番でパーをセーブし、この日4アンダー「67」、通算16アンダーまでスコアを伸ばし、2位以下を1打差で振り切った。
「アイアンの距離感が合っていて、ドロー、フェードの打ち分けも上手くできた」
初日のプレーを終えてそう語った精度の高いアイアンショットを武器に、3日間で2つのイーグルと14個のバーディを奪った畑岡。一方で、ボギーはわずかに2つと、安定感も抜群だった畑岡のプレーを、NEW『スリクソン Z-STAR』をはじめとするスリクソンのギアが、すぐれた性能で支えた。
「今シーズンは絶対に優勝したい。（未勝利に終わった）去年の分と合わせて、2勝しないといけない」
今季の開幕前にそう語っていた畑岡。その目標を、米国女子ツアー初優勝を飾った思い出の大会で見事に達成してみせた。
2021年の米国女子ツアーも残すところ6試合。賞金ランキングで2位に浮上した畑岡の終盤戦でのさらなる活躍に大きな期待がかかる。
《畑岡奈紗選手の使用ギア》
■ ボール：スリクソン Z-STAR
■ ドライバー：スリクソン（9.5°）
■ フェアウェイウッド：スリクソン ZX（#3）
■ ハイブリッド：スリクソン ZX（#3、#4）
■ アイアン：スリクソン（#5～PW）
■ ウエッジ：クリーブランド（50°、54°、58°）
■ キャディバッグ、ヘッドウェア、グローブ、アンブレラ：スリクソン
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。
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