※使用クラブは2022年3月時点の情報です。
私が『ゼクシオ エックス』のドライバーを試合で使い始めたのは、去年10月中旬の試合から。でも、それ以前にテストするたびに「すぐ試合で使わせてください!」とお願いしていました(笑)。それぐらい、最初から感触がよかったんです。
初めてテストした時のクラブは、実は自分のスペックとは違っていて、バランスがふだんのD0より重いD2でした。だから、「振り切れるかな?」と思いながら打ってみたのですが、意外にも普通に振ることができて。打つ前に、ダウンスイングで空気の流れをコントロールしてフェースを安定させる「ActivWing(アクティブウイング)」の働きで、タイミングが取りやすくなるという説明を受けていたので、「やっぱり翼が助けてくれているのかな?」と言いながら、その後も試打しました(笑)。
そして2度目のテストでは自分の使っているシャフトで打ったのですが、1球目から思わず「オーッ!」と声が出る打ち出しの高い〝大きな球〟が出ました。キャリーが出るので、いわゆる飛び姿がよかったですね。ドライバーの場合、1球打てば使えそうかどうかが感覚でわかりますが、「ゼクシオ エックス」は1球目ですごくいい球が出たので、先ほども言ったように、すぐに使いたいとお願いしたんです。実戦で使い始めたのは、それよりだいぶ後でしたが、去年は「ゼクシオ エックス」を使い始めた後は一度も予選落ちしませんでした。それは、ティショットが安定していたからだと思います。
このドライバーのいいところは他にもあって、雨の日でもボールがフェースの上で滑らない感触があります。それと、〝直ドラ〟が打ちやすくて、他の選手も言っていますが、球が上がるんです。私も試合で何度か「ゼクシオ エックス」で直ドラをやっていますが、普通なら球がつかまりにくいのに、このドライバーだとストレートに近い球が打てるので、そこもすごく気に入っています。
そして、何より〝カチャカチャ〟(シャフト脱着機能)が付いたのは大きな進化ですよね。ドライバーのヘッドは、形は同じに見えても、打ってみると合う合わないというのがあるので、以前なら、違うシャフトを試したければリシャフトすることが多かったのですが、リシャフトには勇気が要ります(苦笑)。新しいシャフトが合わず、元に戻しても感覚が変わってしまうことがあるから。でも、カチャカチャがあれば、より自分に合ったシャフトをドライビングレンジで試せます。私がカチャカチャを使うのは主にシャフトを替えるのが目的ですが、アマチュアの方にとっては、フェース角やロフト角を調整できるのはすごく便利だと思います。
ドライバーからハイブリッドまで『ゼクシオ 12(トゥウェルブ)』を使っています。
ドライバーは「ゼクシオ エックス」も試したのですが、私は持ち球がドローなので、つかまりやすい「ゼクシオ 12」のほうがフィーリングが合うし、打ちやすさを感じました。イメージ通りのドローがかかるし、球の飛び方が力強くなったので、距離も伸びたと思います。
構えた時の〝顔〟は、以前使っていた「ゼクシオ 11」にくらべると「ゼクシオ 12」のほうが丸みを帯びています。色もマットに近い仕上げになって、アスリートモデルのような雰囲気がありますね。
フェアウェイウッドの4Wも「ゼクシオ 11」から「ゼクシオ 12」に替えたのですが、より球が上がりやすくなりました。ヘッドもシャローに見えて、打ちやすくなったなと感じます。フェアウェイウッドはやっぱりボールの〝拾いやすさ〟がいちばん大事だし、私の知り合いで「ゼクシオ 12」のフェアウェイウッドを使っているアマチュアの方たちからも「すごく拾いやすい」「ラクにボールが上がる」という話をよく聞きます。
ハイブリッドについては、クラウンにアライメントマークがついたのがすごくいいなと。私がフェアウェイウッドよりハイブリッドを多くバッグに入れている(※現在はH3、H4、H5)のは、曲がり幅のコントロールがハイブリッドのほうがしやすいからなのですが、マークのおかげでそれがしやすくなったし、構えやすくもなりました。これはアマチュアのみなさんにも役立つと思います。
そして私の場合、アイアンだけは『ゼクシオ エックス』。ずっと「ゼクシオ フォージド」を使ってきたので、その流れを汲む「ゼクシオ エックス」がしっくりくるんです。トップブレードの厚みの好みは人それぞれで、厚いほうが安心感があっていいという人もいますが、私は薄めが好み。薄いほうがナイスショットのイメージが湧くし、方向も合わせやすいから。手に伝わってくる打感も気に入っていて、〝カキーン〟というより〝バシッ〟という感じ。それによって距離感が合うので、イメージ通りのショットが打てます。
私は、ドライバーからアイアンまで全部『ゼクシオ エックス』です。
ドライバーを初めて見た時の印象は、「ゼクシオっぽくないな」(笑)。ゼクシオのレギュラーモデルには、ヘッドが大きいイメージがあったのですが、「ゼクシオ エックス」はそれほど大きくないし、薄めなのでボールが上がりやすそうだなと思いました。
打ってみると、弾道が低くも高くもなく、イメージした高さの球が出ました。飛距離も、それまでのドライバーとくらべて7ヤードくらいは伸びて、だいぶ飛ぶようになりました。打球音も、私の好きな高い系の音で、ゴルフ場でよく響くし、いかにも飛んでいる感じがします。
フェアウェイウッドは#4と#7を使っていますが、最初に見た時はツートンカラーが今までにない感じですごく新鮮でした。それで打ってみたら、以前使っていた「ゼクシオ 11」よりも球がしっかり上がるなと。4Wなので、当然3Wにくらべれば上がりやすいのですが、それを差し引いてもかなり上がりやすくなったなと感じますね。
フェアウェイウッドも、いい意味でゼクシオっぽくなくて、私がオフにいつも利用している練習場で打っていたら、顔見知りのお客さんたちがヘッドを見て、「え? 何それ?」と。中には「ちょっと打たせて」という人もいて(笑)、そういうお客さんのうち、たぶん5人は「ゼクシオ エックス」のフェアウェイウッドを買ってくれたと思います(笑)。
ハイブリッドの#5、#6も「ゼクシオ 11」から替えたのですが、これもメチャいいです! フェアウェイウッドと同じでツートンカラーだし、球もしっかり上がるし、高い打球音も私好みです。
アイアンも球が上がりやすくて、6番でも高い球が打てます。それと〝芯〟が広いので、ちょっとミスしたかなと思った当たりでも、狙い通りの距離が出ます。タテの距離のバラつきの少なさは、試合でも感じることが多くて、3月中旬の試合では、狙った通りのところにキャリーさせて、好スコアにつなげることができました。そんな感じで、すべて「ゼクシオ エックス」のセッティングは、今の私にすごく合っているなと思います。
『ゼクシオ 12』ドライバーは、昨年末にクラフトマンの方に作っていただいて、オフの間に試してみてすごくよかったので使い始めました。
私がこのドライバーに替えた一番の理由は、それまでのクラブよりかなり飛距離が出たから。たぶん10ヤード近く伸びたと思うのですが、「ゼクシオ 12」を選んだもう一つの理由は〝顔〟です。
私の経験では、よく飛ぶドライバーというのは、左に行きそうな顔をしていることが多いのですが、「ゼクシオ 12」はそれとは違って、ストレートに近い顔をしているんです。だから、ミスをする時には左に行ってしまうことが多い私には構えやすいし、打ってみると、〝ほどよく〟つかまってくれて、イメージした通りのドローボールが出ます。
それと、私は元々球が低いのですが、このドライバーに替えてから、弾道が高くなって、キャリーでドーンと飛んでいく球に変わりました。上に、前に行く感じがすごくするので、それだけ距離が出るのだと思います。
私はずっとゼクシオのドライバーを使わせてもらってきましたが、歴代モデルとくらべても、この「ゼクシオ 12」が一番好きです。
そんな私が、なぜフェアウェイウッド(#4と#7)は『ゼクシオ エックス』を選んだかというと、実はドライバーを「ゼクシオ12」にするか、「ゼクシオ エックス」にするか、最後まで悩んだから(苦笑)。最後は、より飛距離の出る「ゼクシオ12」に決めたのですが、「ゼクシオ エックス」も捨てがたくて。それで、フェアウェイウッドは地面のボールを直接打つので、しっかり振れそうなイメージのある「ゼクシオ エックス」にしました。しっかり振っても、左に行きそうにない顔をしているんですよね。
「ゼクシオ エックス」のフェアウェイウッドは、これまでのゼクシオのモデルとはだいぶ見た目が変わって、ツートンカラーになりましたよね。私は、最初に見せてもらった時にすんなり構えることができて、実際に打ってみたら、簡単にボールがポーンと上がったんです。それも決め手のひとつでした。
ドライバーもフェアウェイウッドも、安心感があるので思い切って振れるし、高さも飛距離も出るので、とても満足して使っています。