桂川 有人、熾烈なバーディ合戦を制し、念願のツアー初優勝！
～『スリクソン Z-STARシリーズ』は1・2・3フィニッシュ！ ～

　37位タイで迎えた2日目に8バーディ・ノーボギーの「63」をマークし、一気に首位タイに躍り出た桂川。3日目も6ストローク伸ばし、通算18アンダーの首位タイで最終ラウンドをスタートさせると、前半から持ち前の爆発力を見せた。
　2番パー5でこの日初のバーディを奪うと、4番から3連続バーディ。さらに、8番、9番でも連続バーディを奪い、2日目のインコースと同じ「30」をマーク。通算24アンダーの単独トップで折り返した。
　その勢いのまま後半もスコアを順調に伸ばすかと思われた桂川だったが、確実にパーオンはするものの、なかなかバーディパットが決まらない。すると、16番パー5でスリーパットし、この日初めてのボギー。トップに並ばれてしまう。だが、
「あのスリーパットで逆に吹っ切れた」
　という桂川は、続く17番パー3で、ティショットを1.5メートルにつけ、これを沈めてバーディ。見事なバウンスバックで再び単独トップに立つと、18番パー4では惜しくもバーディは逃したものの難なくパーをセーブし、通算24アンダーでホールアウト。2位を1打差で振り切った。

　ツアーデビューを果たした昨年は、8試合に出場し全試合で予選を突破。ABEMAツアー賞金ランキング3位の資格で本格参戦する今シーズンは、開幕戦「SMBCシンガポールオープン」で2位タイとなり、自身初のメジャー切符となる「全英オープン」の出場権を獲得した。さらに、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」でもプレーオフの末に単独2位に。そして、通算12戦目のツアー出場となった今大会で、早くも初優勝を飾った桂川。またひとり、世界をめざす若きヒーローが誕生した。

　そして今大会では、トップと1打差の2位に星野 陸也、2打差の3位に植竹 勇太がそれぞれ入賞。〝Teamスリクソン〟が1位から3位までを独占する快挙を達成した。

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