初日に38位タイと出遅れたものの、続く2日目、そして悪天候に見舞われ多くのプレーヤーがスコアを崩した3日目と2日連続でベストスコア「66」をマーク。通算6アンダーで2位に1打差をつけ単独トップに立ったケプカ。晴天に恵まれた最終日も、出だしからその実力を遺憾なく発揮する。
2番パー4と3番パー3で1m、5番パー5では2mのバーディチャンスにつけ、すべて沈めて3連続バーディを奪う。その後、6番、7番をボギーとしたものの、フロント9を1アンダー「34」にまとめると、折り返し直後の10番パー4でも第2打をピン右手前1.5mに乗せてバーディ。続く11番パー3はボギーとしたが、12番ですかさずバウンスバックのバーディ。さらに14番、16番と2つのパー4でもバーディを奪い、この時点でスコアを2ケタの10アンダーに伸ばし、後続との差を4打に広げた。最終18番では惜しくもバーディパットが外れたものの、この日3アンダー「67」、通算9アンダーでホールアウト。2位に2打差をつけ、前年に続く連覇を遂げた2019年大会以来、4年ぶりの〝プロゴルファー世界No.1〟の称号を手にした。
米ツアー9勝のうち、実に5勝がメジャー。今回も大舞台で無類の強さを見せつけたケプカを陰で支えたのが、スリクソンとクリーブランドのギア。落しどころの狭いホールでも、ティショットで果敢に『スリクソン ZX5 Mk II(マークツー)LS ドライバー』を選択し、ドライビングディスタンスは、4日間平均で5位にランクする318.9ヤードを記録。フェアウェイキープ率も6位タイと正確性も高レベルを誇った。
また、『スリクソン ZX7 Mk II アイアン』でピンを刺すキレのよいショットを生み出すとともに、『スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)』のアイアンショットでのスピン性能が、高速グリーンでその威力を発揮。4本のクリーブランドウエッジも、高いスピン性能で大会最多タイの18個のバーディ奪取に貢献する一方、ボギーは打ってもダブルボギーにはしないという、メジャーでの戦い方を知り尽くしたケプカのプレーをサポートした。
今年4月のマスターズでは最終日を単独トップで迎えながら2位タイに終わり、眠れぬ夜を過ごしたというケプカ。そんな挫折と度重なるケガを乗り越え、ゴルファーとして再び絶頂期を迎えたケプカの今後のさらなる活躍を楽しみにしたい。
なお、同じスリクソン契約プロでは、セップ・ストラカ(オーストリア)が最終日にベストスコア「65」をマークし、7位タイに入る健闘を見せた。
《ブルックス・ケプカ選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)
■ ドライバー:スリクソン ZX5 Mk II LS(10.5°)
■ アイアン:スリクソン ZX7 Mk II(#4〜#9)
■ ウエッジ:クリーブランド(46°)、クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(52°、56°、60°)
■ キャディバッグ:スリクソン GGC-S186L
■ アンブレラ:スリクソン
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。