2023/09/25

D-Cafeレポート

《 リラックス・トーク 》練習でも、試合でもお互いを高め合って、もっともっと勝ちたい ~ 岩井 明愛 & 千怜 ~

○取材トーナメント:ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント

《 速報! 岩井 明愛プロ、JLPGAツアー第29戦『ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント』(9月第4週)で前週に続くツアー3勝目!》

プロテストに合格した2021年のインタビュー記事はこちら

D-cafe:お二人はツアーに本格参戦して今年で2年目ですが、他の選手や関係者の方からは何と呼ばれているのでしょうか?
岩井 明愛プロ(以下、明愛):私は、年上の方からは〝アッキー〟と呼ばれることが多いですね。あとは普通に〝あきえちゃん〟と呼ばれることもあります。
岩井 千怜プロ(以下、千怜):私は〝ちーちゃん〟とか〝ちさとちゃん〟ですね。

D-cafe:お二人は何と呼び合っているんですか? 以前お聞きした時には、あまり名前では呼ばないということでしたが。
千怜:岩井さん〟とか〝岩井ちゃん〟ですね(笑)。今も、あんまり名前では呼ばないよね?
明愛:そうだね。私は〝岩井ちゃん〟が多いかな(笑)。

D-cafe:(笑)。小祝さくらプロと『小岩井』というユニットを組んで、ウクレレの弾き語りの動画を公開したのは明愛プロですよね?
明愛:はい(笑)。

D-cafe:『小岩井』の活動はもう終わったんですか?
明愛:いえいえ、全然続いてますよ(笑)。

D-cafe:千怜プロは参加しないのでしょうか?
千怜:いえ、本当は私もあの動画に一緒に出る予定だったんですけど、都合が合わなくて行けなかったんです(苦笑)。

D-cafe:すると、みなさんそれぞれで練習しているんですか?
明愛:はい、そうです。今、自主練してるよね?
千怜:うん。もう弾けると思います。

D-cafe:となると、今後3人で共演する可能性も?
明愛:あります! でも、やっぱり泊まっているホテルが近くないとなかなかできないですし、時間を合わせるのもけっこう難しくて……。本当はもっとやりたいんですけどね。

D-cafe:シーズンオフになれば実現するかもしれませんね。
明愛:さくらさんに会えれば、やりたいよね?
千怜:うん、やってみたい。。
明愛:「早く見たい」と言ってくれる人も多いので、いつかまたインスタでお見せしたいと思います。

D-cafe:ボールについてお聞きします。スリクソンの『Z-STARシリーズ』には3タイプありますが、それぞれ打ちくらべはしたのでしょうか?
明愛、千怜:はい。打ったことはあります。

D-cafe:3つの中から、お二人が『Z-STAR XV』を選んだ決め手は何でしょう?
明愛:私はスピンのかかり具合ですね。ドライバーからアイアン、アプローチまで、スピン量がちょうどいい感じで、自分のイメージしたショットが打てるんです。それと、3つの中でいちばん飛ぶ気もしたので「XV」を選びました。
千怜:私は、ドライバーで打った時に「XV」がいちばん飛んでいる感じがしたからです。それと、〝パシーン〟という音と、打感がしっかりしていて、弾くような感じも好きです。

D-cafe:なるほど。やはりお二人とも「XV」がご自分のゴルフに合っているわけですね。
明愛:はい。いちばん合ってるよね?
千怜:そうだね。すごく合っていると思います。

D-cafe:プロテストに合格した年(2021年)のインタビューで、「課題は何ですか?」とお聞きしたら、明愛プロは、特にプレッシャーがかかった時のパッティングを挙げていました。プロになってこれだけ活躍されて、その課題はもう克服したのでしょうか?
明愛:いやぁ、全然です(苦笑)。常に自分のリズムでストロークしたいんですけど、緊張した場面では、やっぱりリズムが早くなってしまったりとか、「構えた感じがいつものと違うな」と思うことがあって。だから、まだまだパットは課題で、もっと経験を積んでいかないといけないですし、もっと練習も必要かなと思います。

D-cafe:千怜プロは、「もっと飛距離が欲しい」と言っていましたが、今はすごく飛んでいますね(注:ドライビングディスタンスは253.86ヤードで第8位)
千怜:そうですね。去年とくらべると、今年は少し飛ぶようになりました。

D-cafe:去年より7ヤード以上伸びていますが、何か要因はあるのでしょうか?
千怜:それは、トレーニングをしたのと、やっぱりスリクソンのボールのおかげだと思います(笑)。

D-cafe:(笑)。トレーニングはどんなことをしたのですか?
千怜:ジムに行ったりはしないのですが、去年のオフは、器具を使ったトレーニングを少し取り入れました。瞬発力をつけるイメージで身体全体を鍛えたら飛ぶようになりました。

D-cafe:今年のドライビングディスタンスを見ると、明愛プロのほうが約1.2ヤード飛んでいます。
明愛、千怜:(口を揃えて)え、そうなんですか?

D-cafe:いつも一緒に練習ラウンドをしているそうですが、同じくらい飛んでいる感覚はありますか?
千怜:うーん……、最近、さらに明愛が飛ぶようになって、飛距離が伸びているんですけど、私も最近また伸びてきたので(笑)。
明愛:練習ラウンドをしていても、千怜のほうが飛ぶと、「あ、自分も頑張らなきゃ」と思うんですよね。お互いを高められるというか。
千怜:たしかにそれはあるね。

D-cafe:以前のインタビューでは、2人でいる時はゴルフの話はほとんどしないとおっしゃっていましたが……。
明愛、千怜:はい、今もそうです。

D-cafe:でも、一緒に練習ラウンドをすると、自然とゴルフの話になりませんか?
明愛:いえ、ならないですね(笑)。しいて言えば、「こっちのサイドに行ったらダメだね」とか、それぐらいです。

D-cafe:相手のスイングの話は今もしない?
明愛、千怜:(2人とも首を振りながら)いやぁ、しないです(笑)。

D-cafe:千怜プロが今シーズンの初優勝を飾った5月の「RKB×三井松島レディス」では、明愛プロ、山下 美有夢プロとの3人のプレーオフになりましたよね?
明愛:あー、そうでしたね。いやぁ、時が経つのは早い(笑)。
千怜:早すぎる(笑)。

D-cafe:(笑)。あのプレーオフでは、お互いのプレーは見たのでしょうか? あるいは、見ないようにしたとか。
明愛、千怜:(口を揃えて)いえ、見ましたね。

D-cafe:プレーオフはどんな気持ちでプレーしていたのでしょう?
千怜:もちろん自分が勝ちたいんですけど、やっぱり明愛の応援もしていて、ショットしたボールに対して、「まっすぐ行け~」とか「乗れ~!」とか思っていました。明愛を応援してナイスオンしたら、私がその内側につければいいだけなので。
明愛:うん、うん。そういう感じ。

D-cafe:プレーオフでもお互いを高め合っていたんですね。そうすることで、よりレベルの高い争いができる。
明愛:あぁ、たしかにそうですね。

D-cafe:さて、今年のツアーも残すところ3分の1を切りました。最後に、終盤戦での目標を聞かせてください。
明愛:私は、最近やっと2勝目ができたのですが、まだ優勝したいと思っているので、3勝目、4勝目、5勝目をめざします。残り試合は少ないですけど、不可能ではないので頑張りたいです。
千怜:私も、「勝ちたい」という気持ちで毎週プレーしているし、今年の開幕前に掲げた目標が年間5勝だったので、あと3勝したいです。
明愛:残り10試合で2人合わせて6勝……。
千怜:優勝したのがはるか昔に感じるので、あと3勝はしたいなぁ。だから、最後まであきらめない。
明愛:そうだね。頑張ろう!

D-cafe:またお二人の優勝争いを見せてください。今日はありがとうございました。

(※)データはすべて9月17日時点。

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