3日目の競技が悪天候のため中止となり、54ホールに短縮された今大会。2日目を終えて通算9アンダー、トップと2打差の単独2位につけた青木は、最終日の序盤から攻勢をかける。
1番パー4で4m、2番パー4で3mのパットを決めて連続バーディ。続く3番でパーをセーブすると、この時点で単独トップに躍り出た。さらに青木は、5番パー4、9番パー5でもバーディを奪い、フロント9をボギーなしの4アンダー「31」でプレー。通算13アンダーの単独トップで折り返した。
ただ、他の上位陣もスコアを伸ばしたことで、優勝争いは混とん。青木が14番パー4をこの日唯一のボギーとすると、この時点で首位に並ばれ、その後、一時は通算12アンダーで3人がトップに並んだ。
そして、首位タイのまま迎えた17番パー5。青木は、ティショット、セカンドショットともにフェアウェイをキープすると、ピンまでおよそ60ヤードの第3打を、ピンの左奥60㎝にピタリとつけるバーディチャンス。これを確実に沈め、通算13アンダーとして再び単独トップに立った青木は、最終18番パー4でパーをセーブ。2位を1打差で振り切り、逆転で今季2勝目を飾った。
青木の強みである正確なティショットは今大会でも健在で、3日間のフェアウェイキープ率は3位にランクイン。一方、グリーン上では、平均パット1位を記録した巧みなパッティングで、バーディチャンスをものにするとともにピンチをしのぎ、54ホールでボギーがわずかに2つという抜群の安定感を見せた。
そんな青木のゴルフを、12月9日に発売されるNEW『ゼクシオ エックス』ドライバーや『スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)』が、飛距離性能や方向安定性の高さでサポートした。
2006年に13歳で初出場したものの苦手意識があったという今大会を、11度目の出場で制し、目標としてきた自身初の年間複数回優勝も成し遂げた青木。熟練の域に達したテクニックとコースマネジメント、強い精神力で、次週の今シーズン最終戦でも優勝争いを演じてくれることに期待したい。
なお、3位タイに岩井 明愛(スリクソン・ボール契約)、櫻井 心那、岩井 千怜(スリクソン・ボール契約)、7位タイに菅沼 菜々がそれぞれ入賞。上位8人中5人までを『スリクソン Z-STARシリーズ』を愛用するプレーヤーが占め、TEAMスリクソンが大会を大いに盛り上げた。
《青木 瀬令奈プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)
■ ドライバー:NEW ゼクシオ エックス(10.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン(#3)、ゼクシオ(#5、#7、#9)
■ ハイブリッド:スリクソン(#5、#6)、スリクソン(#6)
■ アイアン:スリクソン ZX5 Mk II(#8)、スリクソン ZX7 Mk II(#9、PW)
■ キャディバッグ:ゼクシオ GGC-X157
■ ヘッドウェア:ゼクシオ プロオリジナルバイザー
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:ゼクシオ(プロオリジナルモデル)
※プロ選手は製品を個別にカスタマイズして使用している場合があります。