2024/03/06

ASICS製品情報

《傑作ランニングシューズの機能にゴルフ向け特性をプラスオン!》アシックスゴルフシューズ『GEL-KAYANO ACE 2』デビュー

 アシックスのランニングシューズ「GEL-KAYANO」シリーズ。1993年に初代モデルが発売され以来、毎年モデルチェンジを重ね、昨年30代目となるモデル「GEL-KAYANO 30」が発売された超ロングセラーだ。ランナーなら、その名を知らない人はいないと言われるほどの人気モデルで、ボストンマラソン(2018年)をはじめ国内外のマラソンで数多く優勝しているプロランナーの川内優輝選手も愛用している。
「GEL-KAYANOシリーズは、〝安定性〟と〝クッション性〟にすぐれているランニングシューズです。その2つの特長を機能として継承しつつ、ゴルフ特有の機能を搭載したゴルフシューズが『GEL-KAYANO ACE 2』です」
 と、販売企画を担当する河島は語る。そんなGEL-KAYANO ACE 2の開発に際し設定されたコンセプトが、「“上がり3ホール”で 結果を出せるシューズ」だという。
「ゴルフは長時間かけてプレーし、長い距離を歩く〝疲れるスポーツ〟です。緊張もしますし、頭も使うので、上り3ホールの時点で疲れはピークに達しています。そんな疲労時こそ、最もプロテクション(保護、防御)が必要だという考えに基づき、GEL-KAYANO ACE 2は、〝疲労感を軽減させて、高いパフォーマンスを最後まで持続させる〟ことをめざしたシューズです」(河島、以下同)
 では、高い安定性とクッション性に加え、疲労感を軽減するために、GEL-KAYANO ACE 2が搭載したテクノロジーと機能について詳しく見ていこう。

河島 行哉(かわしま・ゆきや)
(株)ダンロップスポーツマーケティング ゴルフ販売企画一部二課
2023年入社。ゴルフシューズ、ゴルフウエア、アクセサリーの販売企画を担当。

 歩行時やランニング時の着地の際、人間の足は、衝撃を分散させるために、かかとが内側に倒れ込む「プロネーション」という自然な動きが起こる。その倒れ込みが大きかったり、逆に外側に倒れ込んだりすると、ひざ関節などに過度な負担がかかるほか、衝撃をやわらげる効果が不足するために、痛みや怪我につながることがあるという。
「そこで、正常なプロネーションを保つために、GEL-KAYANO ACE 2のかかと部分に設けたのが『バックカウンター』というプレートです。これは、ランニングシューズのGEL-KAYANOシリーズにも搭載されているもので、プレートでかかとをぐるりと囲むことで足首の内外への倒れ込みを抑えるのですが、GEL-KAYANO ACE 2では、ゴルフ用にプレートをより大きくしています。長さも、内側にくらべて長くすることで、スイング時特有の動きである外側への倒れ過ぎもサポートします」
 このバックカウンターにより、かかとのホールド感とスイング時の安定感が高まるのだ。

 ランナーの川内選手が「安定感とクッション性が高いことがメリット」と語るランニングシューズのGEL-KAYANOシリーズ。GEL-KAYANO ACE 2は、その高いクッション性を踏襲しているが、そのカギを握るのがミッドソールだ。
「アシックスのランニングシューズに使われているミッドソールには、種類が数多くあるのですが、GEL-KAYANO ACE 2では、クッション性が高い『FLYTEFOAM PROPEL』という素材を使っています。これは、とても軽くて反発性にもすぐれているアシックス独自の素材で、これまでのゴルフシューズのミッドソールとくらべてもクッション性が向上しています。これも疲れにくさにつながります」
 それに加え、GEL-KAYANO ACE 2には、ランニングシューズで培った「GELテクノロジー」をかかとに搭載した。
「それがクッションになって、歩行時だけでなく、スイング時にかかとにかかる衝撃をやわらげてくれます」。

 ここからは、GEL-KAYANO ACE 2に採用されたゴルフシューズ特有の機能・性能についてチェックしていこう。
 ゴルファーにとって最大の関心事は、歩行時やスイング時にシューズがしっかり地面をグリップしてくれるかどうか。その役割をしっかり果たすために、GEL-KAYANO ACE 2のソールには2つの特徴がある。
「ソールのスタッド(突起)は、足の動きに合わせてデザイン、設計してグリップ力を高めているのですが、スタッドは、外側のくるぶし下まで巻き上げる意匠になっています。インパクトの瞬間には体重の約70%が左足に乗ると言われるのですが、この巻き上げによって力が外側に逃げず、しっかりグリップすることができます」
 そして、もう一つの特徴が、指のすぐ下に配置された屈曲溝だ。
「足裏のこの部分に溝を設けることで、ソールに屈曲性が生まれます。それにより、インパクトからフィニッシュにかけて蹴り上げる動きをサポートして、体重移動がスムーズになります」
 また、この溝は歩行時にも有効で、適切に屈曲することで疲れを軽減してくれる。

 ランニングシューズの場合、防水性能はさほど重視されないイメージがあるが、雨の日だけでなく、たっぷり水分を含んだラフを歩くこともあるゴルフシューズには必須。防水機能をシューズ選びのポイントに挙げるゴルファーもいるだろう。その点、GEL-KAYANO ACE 2は水への備えもしっかりしている。
「前足部から中足部にかけて、アッパーの裏側に薄い防水フィルムをコーティングしています。従来は、足を丸ごと包むブーティ仕様という防水構造を採用していたのですが、防水フィルムに貼り付ける方法に変えたことで、靴の中のごわつきを軽減します」
 また、フィルムコーティングには、汚れるのを防ぐ効果も期待できる。

◇メンズモデル『GEL-KAYANO ACE 2』の製品情報はこちらをご覧ください。(3/23発売)

◇レディスモデル『GEL-KAYANO ACE 2』の製品情報はこちらをご覧ください。(3/23発売)