初日に4アンダー「67」をマークし単独首位発進を見せると、2日目も同スコアで回り、通算8アンダー、2位との差を3打に広げた竹田。最終日も2番パー4で幸先よくバーディを奪った。
だが、他の上位陣も好調で、竹田が5番パー4をボギーとすると、この時点で後続に追いつかれた。その後、竹田は7番パー4をバーディとし一歩抜け出したものの、折り返し直後の10番パー4でボギーとし、スコアはスタート時の通算8アンダーに。11番終了時点で再び首位に並ばれた。
だが、「(途中で)絶対追いつかれると思っていて、そこからが勝負だと言い聞かせていた」という竹田は、ここから底力を見せる。
まず、12番パー5で、ピンまで93ヤードの第3打をピンの左3mにつけると、これを沈めてバーディ。続く384ヤードの13番パー4では、ティショットでドライバーを強振。ピンまで約80ヤード地点まで飛ばすと、第2打をウエッジでピンの左1mにピタリと止め、これを沈めて連続バーディ。単独首位に躍り出た。
そして、16番パー5でも確実にバーディを奪い、2位との差を2打に広げて迎えた最終18番パー4。395ヤード・打ち上げのこのホールで、竹田はまたもティショットでビッグドライブを見せると、ピンまで143ヤードの距離を9番アイアンで放った第2打は、ピンの左2mにナイスオン。このパットをしっかり沈め、バーディフィニッシュを決めた竹田。最終日のスコアも初日、2日目と同じ4アンダー「67」、トーナメントレコードタイの通算12アンダーまでスコアを伸ばし、2位に3打差をつけるとともに、初日から首位を守り通す〝完全優勝〟で、2週連続優勝に花を添えた。
快勝を生み出したのは、今大会3日間のドライビングディスタンスで平均268.333ヤードを記録したドライバーショット。その飛距離をアドバンテージに、女子選手としては異次元といえる高さのアイアンショットで、他のプレーヤーたちが手を焼いた川奈名物の砲台グリーンを攻略。ピンをデッドに狙って止めるショットを連発するなど、54ホール中46ホールでパーオンに成功しパーオン率は1位タイ。3日間で計16個のバーディ奪取につなげた。
最終日のバック9で4バーディを奪ったダイナミックで勝負強い竹田のゴルフを、飛距離に加え、ソフトな打感と、プロが求めるスピン性能を兼ね備えた『スリクソン Z-STAR』や、ドライバーをはじめとする『スリクソン ZX Mk II シリーズ』が強力にサポートした。
ツアー史上4人目となるツアー初優勝からの2週連続勝利という快挙を成し遂げ、年間ランキングでもトップに浮上した竹田。世界ランキングも上がったことで、目標に掲げていた、自身初の海外メジャーとなる「全米女子オープン」出場にも近づいた。
ゴルファーとしての高いポテンシャルが遺憾なく発揮され、「初優勝したことで本当に自信がついたと思う」と本人が語る強いメンタリティが加わった今、竹田の快進撃はしばらく続くに違いない。
なお、竹田のこの勝利により、『スリクソン Z-STARシリーズ』は国内女子ツアーで今季8戦して4勝と、勝率は5割に到達。また、他のTEAMスリクソンでは、尾関 彩美悠が4位タイ、小祝 さくらが6位タイにそれぞれ入賞する健闘を見せた。
《竹田 麗央プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR
■ ドライバー:スリクソン ZX7 Mk II (8.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II(#3)
■ ハイブリッド:スリクソン ZX Mk II(#3、#4)
■ アイアン:スリクソン ZX5 Mk II(#5)、スリクソン ZX7 Mk II(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(50°、54°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3130X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
また、同週に開催された国内男子シニアツアーの今季開幕戦「ノジマチャンピオンカップ箱根シニアプロゴルフトーナメント」では、初日に6アンダー「65」をマークし単独トップに立った兼本 貴司(スリクソン・ボール契約)が、最終日も4つスコアを伸ばし、通算10アンダーでホールアウト。2位に3打差をつける快勝で、同ツアー通算2勝目を飾った。
《兼本 貴司プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦︎(ダイヤモンド)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3132X
■ グローブ:スリクソン GGG-S029
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。