去年は初めてシード権を獲ることができて、QTを受けずに済んだのですごく気持ちが楽でした。QTで感じるストレスはとにかくスゴかったので(笑)。QTがなかったので、オフも早く迎えられたのですが、その分、トレーニングや練習はしっかりやりました。オフに一番練習したのは、8番以下のショートアイアンやウエッジのショット。私はアベレージよりもティショットの飛距離が出るので、セカンドショット以降で短いクラブを持てるのですが、その割にはパーオン率が悪いんです。
シャフトは、このオフの間にアイアンと同じカーボンシャフトに替えました。アイアンと同じ〝振り感〟になるようにしたかったからで、今のシャフトにしてから少し飛距離が伸びました。
実は、去年はけっこうクラブで悩むことが多くて、ハイブリッドもちょっと弾道が高すぎたのですが、今のシャフトに替えてから弾道が少し低くなって、ちょうどいい高さになりました。
ピンまでの距離は145ヤードくらいでしたが、当たった感触がメッチャよくて、ボールはピンの少し右に落ちました。そこから先は見えなかったのですが、少ししてワーッという歓声が聞こえたので入ったことが分かりました。試合でホールインワンをするのは初めてだったし、もともと懸かっていなかった賞金を特別にいただけたのもうれしかったです(笑)。
打ってみると、短い番手だと5ヤードぐらい、長いクラブだと10ヤードぐらい伸びて、ユーティリティとのつながりがよくなりました。方向性もよくて、しっかり真っ直ぐ飛んでくれます。それと私が感じたのは、インパクトの感触が〝厚く〟なったこと。それが飛距離の伸びと安定性につながっていると思います。
8番アイアンはもともと好きで得意な番手なんです。通常の飛距離は135ヤードで、しっかりタテ距離を合わせられるのが自分の強みだと思っています。