悪天候により連日サスペンデッドとなる変則日程にもかかわらず、第3ラウンドをボギーなしの7アンダー「65」でプレーし、通算15アンダー・2位に6打もの大差をつけ単独トップに立った小祝。だが、予備日の6月24日(月)に行われた最終ラウンドでは、前日までとは打って変わってスコアメイクに苦しんだ。
3番パー4を、今大会54ホールぶりとなるボギーとすると、その後もティショットが安定せず、なかなかチャンスにつなげることができない。グリーン上ではパットが決まらず、フロント9を1オーバー「37」で折り返した。
「今日は〝耐えるゴルフ〟で、なかなか上手くいかなかった」
と小祝が振り返ったように、バック9に入ってもスコアカード通りのプレーが続き、順調にスコアを伸ばす他の上位陣に、一時は2打差にまで追い上げられた。
だが、残り5ホールになって小祝が地力を発揮する。14番パー5で、第3打をピンの右4mにつけ、これを沈めて、ようやくこの日の初バーディを奪うと、15番パー3では、10mを超えるロングパットを一発で沈めて連続バーディ。後続との差を広げた。
17番パー4はボギーとしたものの、続く最終18番パー5では、バンカーの淵近くの深いラフからの第3打がピン奥1.5mにナイスオン。これを沈めてバーディフィニッシュを決めた小祝は、この日1アンダー「71」、通算16アンダーでホールアウト。2位に3打差をつける快勝で、今季2勝目(ツアー通算11勝目)を飾った。
今大会でパーオン率1位を記録した正確なアイアンショットを生かし、4ラウンドで19個のバーディを量産する一方、ボギーはわずか3つ。まさに、つけいるスキのない小祝の強さを、『スリクソン Z-STAR XV』や『スリクソン ZX7 Mk II ドライバー』をはじめとするスリクソンのクラブが、そのすぐれた性能で支えた。
今季の小祝は、3月末に1勝目を挙げたあと、やや調子を落としたものの、その後、復調。前週までの6試合のうち、「全米女子オープン」(9位タイ)を含め5試合でトップ10入り、そのうち3度が5位以内と好調をキープすると、国内最高賞金額を誇る今大会を見事制した。
目標としていた「年間複数回優勝」を達成し、メルセデス・ランキングで2位に浮上した小祝。新たな目標として掲げた「メジャー優勝」に挑むそのプレーから目が離せない。
《小祝 さくらプロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV
■ ドライバー:スリクソン ZX7 Mk II (9.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II(#3)
■ ハイブリッド:スリクソン(#3、#4)
■ アイアン:スリクソン ZX7 Mk II(#5〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド(48°、50°、58°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン SMH3130X
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
■ アンブレラ:スリクソン GGP-S006
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
また、小祝と3打差の単独3位には、最終日にベストスコア「67」をマークした安田 祐香が入賞。『スリクソン Z-STARシリーズ』として1・2フィニッシュを達成すると同時に、今季の国内女子ツアー17戦目にして9勝目を飾り、二けた勝利に早くも王手をかけた。
《安田 祐香プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR ♦️(ダイヤモンド)
■ ドライバー:スリクソン ZX5 Mk II (10.5°)
■ フェアウェイウッド:スリクソン ZX Mk II(#3、#5)
■ ハイブリッド: スリクソン ZX Mk II(#4、#5)
■ アイアン:スリクソン ZX5 Mk II(#6〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(48°、52°、58°)
■ キャディバッグ:ゼクシオ
■ ヘッドウェア:ゼクシオ
■ グローブ:スリクソン GGG-S028
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
そして、同週に開催された米国女子ツアーの今季メジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」では、山下 美夢有が2位タイに入る健闘を見せた。