※データはすべて10月6日時点。
みなさん、こんにちは。尾関 彩美悠です。いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。今日は今シーズンのここまでの私のゴルフを振り返ってお話したいと思います。
今年の国内女子ツアーももう4分の3が終わりましたが、ここまででいちばん印象に残っている試合は、やっぱり先日の「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」かなと思います。
それで、最終日は最終組でプレーすることになったのですが、あの日もショットの調子はよかったです。前半でバーディが2つ獲れて、後半も12番、14番ホールとバーディが獲れました。その後も自分のプレーに集中できていたのですが、結果はみなさんご存じの通り、優勝には届きませんでした。
何が悪かったのか……それは自分では分かりません。心結ちゃん(※優勝した佐藤プロ)がすごくいいプレーをしていたので、しょうがないと思います。私自身、ノーボギーでプレーできたことはすごく自信になったし、この経験をムダにしないようにしたいです。アップダウンのあるコースで最後まで応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
私にとって、最終日・最終組でプレーするのは、あの試合が今シーズン4度目だったのですが、その前の3回もやっぱり印象に残っています。中でも、「KKT杯バンテリンレディスオープン」(4月第2週)と、「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」(4月第4週)は勝つチャンスが十分にあった試合でした。それと、その2試合の間の「フジサンケイレディスクラシック」も印象に残っています。あの試合は2日目の途中まではいい位置にいたのに、上がり4ホールで3つボギーを打ってしまって……。最終日はいいプレーができたので、2日目の後半にもうちょっと耐えていたら優勝争いができたかと思うと、すごくもったいなかったです。
自分では、常に一打一打、全力でやっているつもりなのですが、大事なところでアプローチのミスが出てしまったり、パットがカップに蹴られたりと、なかなか流れがつかめないことが多い気がします。それ以上のことは自分では正直分かりません。ただ、なかなか2勝目を挙げられないことで、それに対する焦りが無意識のうちにプレーに出てしまっているのかなと思うことはあります。
それと、アプローチショットもよくなって、パーセーブ率が去年よりかなり上がっています(※1)。去年は1打足りずに予選落ちという試合がけっこう多かったんです。それはショットの調子が悪かったからなのですが、そういう試合でもアプローチでもう少しパーを拾えていたら、悪くても予選を通過できたなと思います。
パットは、自分の感覚ではそれほど入っている感じはないのですが、スタッツを見るといいんですよね(笑)(※2)。平均ストロークも、今年はまだ途中ですが、去年より1打近く縮まって(※3)、プロになってからのベストです。それはやっぱりショットの調子がよくて、アプローチでレベルアップできたからだと思います。
※1:パーセーブ率……2023年が50位、2024年が9位
※2:平均パット数(1ラウンド当たり)……2023年が8位、2024年が3位。
※3:平均ストローク……2023年が「71.7274」(40位)、2024年が70.8593(11位)
そう言えば最近、「シーズン中のリフレッシュ法は何ですか?」と聞かれました。「え、何だろう?」と一瞬考えたのですが、「あ、寝ることかも」と気づきました(笑)。私は、本当に嫌なことがあったり、成績が悪かったりしても、一晩寝ると割と忘れられるタイプなんです(笑)。だから、しっかり睡眠を取ればリフレッシュできるし、ストレス解消もできていると思います。
1日の睡眠時間は8時間がマストなのですが、時間がある時には1~2時間、昼寝もするようにしています。寝るのが遅くなる日が続くと、すぐに疲れが溜まってしまうし、特に夏は体力を消耗するので、昼寝は絶対に必要ですね。
最初にも言いましたが、私にとって参戦3年目のツアーも残り少なくなってきました。目標としては、もちろん優勝したいのですが、今までと同じで、どの試合でも、まずは優勝争いに絡むことを目標にプレーしようという気持ちで臨んでいます。最初から優勝を狙っても、力んでしまうだけだと思うんです。それに、意識して勝てるんだったら、どんどん意識するのですが、それで勝てるわけではないですからね(苦笑)。ただ、優勝争いに加わるためには、やっぱり初日からいい位置につけたいと思っています。
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