2日目にショットイン・イーグルを奪うなど7アンダー「65」をマークし、通算12アンダー、2位に1打差をつけ単独トップに立った岩井千怜。最終日も前日の勢いそのままに、序盤から好プレーを見せる。
1番パー5で2オンに成功すると、イーグルパットは惜しくも外れたものの難なくバーディを奪取。続く2番パー4をボギーとし首位に並ばれたものの、7番パー4で約5mのバーディパットを沈めて再びトップに立った。9番パー5も3オン・1パットのバーディとした岩井は、この時点で後続に2打差をつけた。
バック9に入り、12番パー3をボギーとしたものの、続く13番パー4では第2打をピン手前1mにピタリとつけ、このバーディパットを沈めてバウンスバックに成功。さらに16番パー5でも残り65ヤードの第3打をバックスピンで戻し、ピンの上1mにつけるナイスショットを披露。そのバーディパットを決め後続との差を広げると、最終18番パー5でもおよそ4mのフックラインを読み切ってバーディフィニッシュ。この日4アンダー「68」、トーナメントレコードとなる通算16アンダーでホールアウトし、2位に2打差をつけて勝利すると、両手を上げてスタンドの大ギャラリーの声援に応えた。
この日、岩井が奪った6つのバーディのうち、4つまでがパー5で稼いだもの。ツアー屈指の飛距離を生かし、1番で2オンに成功したほか、以降の3つのパー5では第3打を巧みなアプローチショットでピンに絡め、バーディにつなげた。そんな岩井の豪快かつ繊細なゴルフに、プロがゴルフボールに求める〝飛んで止まる〟という性能を最高レベルにまで高めた『スリクソン Z-STARシリーズ(プロトタイプ)』が大きく貢献した。
「プロになってからの目標のひとつだった」という地元・埼玉で初めて勝利し、年間ポイントランキングで5位に浮上した岩井。残り4戦となった今季の国内女子ツアーで、さらに勝利を積み重ねることを期待したい。
なお、岩井のこの勝利により、『スリクソン Z-STARシリーズ』は今季国内女子ツアーで33戦して17勝と他を圧倒。そして2位タイには、最終日の上がり3ホールで連続バーディを奪い、この日のベストスコアとなる6アンダー「66」をマークした姉の岩井 明愛が2打差で入り、『スリクソン Z-STARシリーズ』として1・2フィニッシュを果たした。
《岩井 千怜プロの使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STARシリーズ(プロトタイプ)
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。
また、同週に開催された国内男子シニアツアー「福岡シニアオープンゴルフトーナメント」では、第1ラウンドで8アンダー「64」というビッグスコアで飛び出したプラヤド・マークセン(タイ)が、最終第2ラウンドでも1イーグル・5バーディを奪うなど5つスコアを伸ばし、2位に3打差をつけ今季初優勝(同ツアー通算23勝目)を飾った。
《プラヤド・マークセン選手の使用ギア》
■ ボール:スリクソン Z-STAR XV(プレミアムパッションイエロー)
■ ドライバー:スリクソン ZX7 Mk II(8.5°)
■ ユーティリティアイアン:スリクソン(#4)、スリクソン(#5、#6)
■ アイアン:スリクソン(#7〜PW)
■ ウエッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE(52°、54°、60°)
■ キャディバッグ:スリクソン
■ ヘッドウェア:スリクソン
■ グローブ:スリクソン GGG-S027
※契約選手はカスタマイズされたギアを使用していることがあり、販売していない場合があります。